ほおずきを庭に植えてはいけない理由は?縁起が悪いと言い伝え!死者と病人?

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ほおずきはそのユニークな見た目で多くの人を魅了しますが、実は庭に植えることについては昔からさまざまな言い伝えがあります。特に、縁起が悪い、死者や病人と関連があるといった伝承が知られています。このブログでは、ほおずきにまつわるそんな伝統的な信仰や文化的背景について探ります。

なぜほおずきがこのようなイメージを持たれてきたのでしょうか?また、そのような伝承が現代にどのような意味を持つのか?これらの疑問に答えるため、ほおずきの歴史的な側面や、現代での捉え方についても触れていきます。

昔の人々にとってほおずきは、ただの美しい植物以上のものを象徴していました。しかし現代では、そのような伝承は徐々に色褪せ、今やほおずきはガーデニングやインテリアの一部として楽しまれています。この記事を通じて、ほおずきの持つ神秘的な魅力とその変遷について深く掘り下げていきましょう。

ほおずきを庭に植えてはいけない理由は?

ほおずきは鮮やかな色と独特な形で知られる植物ですが、庭に植えることに関しては、昔からさまざまな言い伝えやタブーが存在します。一般的に、ほおずきを庭に植えることは「縁起が悪い」とされ、特に死や病気と関連付けられることが多いのです。

このような信仰は、ほおずきが持つ特徴的な外見や成長の仕方に由来しています。ほおずきの実は、透明な膜に覆われており、その中に赤やオレンジ色の実が見えます。この独特な外見が、昔の人々には霊界や死を連想させたのかもしれません。また、ほおずきは成長が早く、一度庭に根付くと広がりやすい特性があります。このため、「病気が広がるようになる」という意味合いで、避けられることがありました。

歴史において「ほうずき」の初めて記載があるのは古事記です。
スサノオの尊(みこと)が退治した八岐大蛇(やまたのおろち)の目玉は赤加賀智(あかかがち)のようだったとされています。アカカガチとは、赤いホオズキのことです。そのころはホオズキをカガチと呼び、またその後の平安のころには、ヌカズキと呼んでいました。
〈薬用植物一覧表  e-yakusou.comより引用〉
恐ろしい感じがしますね。

縁起が悪いと言い伝え!

ほおずきは、そのユニークな形状と色彩で知られていますが、古くから「縁起が悪い」とされる言い伝えがあります。この背景には、ほおずきが持つ歴史的な意味合いが深く関係しています。

古代から中世にかけての日本では、ほおずきは霊界や死を象徴する植物と考えられていました。

古その透明な袋の中に実を守る様子が、死者を守る霊的な力を持つとされ、霊界と現世との境界を象徴するものと考えられていました。中に実を守る様子が、霊魂を守るヴェールや、霊界の入口を連想させたのです。また、赤い実は生命力の強さを象徴しているとも考えられていました。

また、ほおずきは一度根付くと周囲に広がりやすく、これが病気や不幸が広がる象徴として恐れられていた面もあります。このような背景から、ほおずきを庭に植えることは縁起が悪いとされ、避けられることが多かったのです。

しかしまたほうずきは薬用植物として「本草和名(ほんぞうわみょう・918)」では、酸漿(さんしょう)の漢名に対して、和名を保保都岐(ほほつき)として、「一名奴ヌ加カ都ツ岐キ」としています。酸漿根(さんしょうこん)、酸漿(さんしょう)は、せき止め、解熱(げねつ)、利尿(りにょう)薬として発熱、黄疸(おうだん)、水腫(すいしゅ)に用います。
酸漿根(さんしょうこん)は、1日量10~15グラムも同様に用いますが、子宮の蠕動運動(ぜんどうんどう)を盛んにして、緊縮(きんしゅく)する作用もあり、妊婦の堕胎(だたい)作用が生じるので場合は用いることはできません。〈薬用植物一覧表  e-yakusou.comより引用〉
そのようなことから恐れられていたのかもしれませんね。

死者と病人?

死者や病人に関連しても様々な歴史的背景があるようです。

死者の魂の保護

ほおずきの膜が死者の魂を守るという信仰もありました。このため、葬儀や供養の際にほおずきを使用する風習があった地域もあります。いまでもお盆に飾るお花としてほうずきが欠かせないところもあるようです。家の目印となる真っ赤な灯(ほうずきは鬼灯とも書く)は先祖の目印になるそうです。

病気や不幸の拡散

ほおずきが急速に広がる特性は、病気の流行や不幸が広がることを象徴すると考えられることがあり、これが「庭に植えるべきでない」という迷信につながりました。

ほおずきは非常に生命力が強く、一度根付くと周囲に広がりやすい特性を持っています。

魔除けや厄払い

一方で、ほおずきの持つ強い生命力は、魔除けや厄払いのシンボルとしても用いられることがあります。その鮮やかな色や特異な形状が、悪い力を遠ざけるとされたのです。

これらの迷信や伝説は、ほおずきが持つ独特の特性と、古代人々の自然現象に対する解釈が融合して生まれたものです。現代では、これらの迷信や象徴的意味は薄れ、ほおずきはその美しさやユニークな特性から、ガーデニングやインテリアの装飾として愛される存在となっています。

まとめ

ほおずきは古くから日本のさまざまな地域で栽培されており、その歴史は非常に古いものです。日本におけるほおずきの歴史は、奈良時代まで遡ることができ、その当時から霊的な意味を持つ植物として扱われていました。特に、ほおずきの果実が透明な膜に包まれている様子は、古代の人々にとって神秘的な象徴として捉えられていました。

中世には、ほおずきは霊界との結びつきや死者の魂を守る力を持つとされ、供養の際に用いられることもありました。このような信仰から、ほおずきは霊園やお墓の近くに植えられることが多く、また、死を連想させるために縁起が悪いとされることもありました

しかし、江戸時代に入ると、ほおずきはその美しさから庶民の間で親しまれるようになり、縁日などのお祭りでの飾り物としても人気を集めました。その鮮やかな色と独特の形は、多くの人々を魅了し、現在では装飾用やガーデニング用としての価値が見直されています。

このように、ほおずきの歴史的背景は、時代と共に変化してきました。現代では、その神秘的な伝説を超えて、ほおずきの美しさや特性が新たに評価されています。

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